ソフトウェア開発の仕事に携わるプログラマーは、数学の知識がなくとも仕事が務まる場合も多い。開発分野によっては、複雑な数式などを扱わなくともソフトウェアの開発に従事する事ができる。しかしながら転職して新たな開発現場で仕事をするようになった場合に、高度な知識が求められる可能性があり注意を要する。もし数学が苦手であれば、プログラマーは転職先をよく考えて選ぶ必要がある。
例えばゲーム開発の仕事では、時に高度な数式の知識が求められるケースが出てくる。3Dゲームの開発では、ベクトルや行列などの線形代数に関する知識が求められる。ゲーム分野では3Dのソフトウェア開発ができる人材が多く求められている事から、開発の仕事で知識が必要になる可能性が高い。またデータ分析のためのソフトウェア開発においても、高度な知識が必要になるため注意しなければならない。コンピューターの情報処理能力の向上や通信ネットワーク技術の発展により、大量のデータをコンピューターで扱う機会が増えてきた。
データ分析では統計に関する知識が必要不可欠となり、高度な知識が求められる。転職先を選ぶ際に、ゲーム開発やデータ分析の求人案件が多く見つけられる。しかしそれらの仕事では数学の知識が必要な場合を想定して、応募するかどうかよく考えなければならない。もし転職で選べる職場の幅を広げるのであれば、たとえ苦手であったとしても勉強はあらかじめ行っておいた方が良い。